《好き≠恋(日文版)》

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好き≠恋(日文版)- 第34部分


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「もちろん、俺も健人には全部話すよ。もう、溜め込んだりなんかしない」
「……う、うん」
 下から歩を見上げる状態になった健人は、少しだけ嫌な予感がした。髪の毛で影になっているせいか、歩の笑顔が邪悪に見える。何か企んでいるような笑みだ。
「俺、健人の顔は2種類しか知らなかったんだ。怒ってる顔か、不機嫌な顔。でも、ここ最近、ちょっと照れた顔とか見れて楽しかった。でも、もっといろんな顔を見たい」
「……は、はぁ!?」
「気持ちも通じ合ってることだし」
 健人が反論する前に、唇を塞がれた。上から覆いかぶさってきた歩に、健人は抵抗できなかった。最初はぶつけるように重なってきた唇が少し開き、口内に舌が入ってくる。それに驚いて、ちょっとだけ舌を噛んでしまった。それでも、歩の舌は中から引かずに、ゆっくりと健人の舌を絡める。徐々に歯茎の力を抜いて、健人は歩のわき腹にある服を握った。
「んっ……」
 歯茎、上あご、舌の裏。最初は何をされているのか頑張って考えていたが、体が熱くなってくるとそんな考えも消えてしまい、健人は歩にしがみ付いていた。歩の右手が、丁度ズボンのチャックの上に置かれて、健人は体を震わせた。
「……ちょっ!」
 どこを触っているんだと思ったと同時に唇が離れて、歩の赤い舌が目に入り目を逸らした。先ほどまで口内で撸Г螭扦い郡饯欷蛞姢桓钉堡椁欷皮い毪瑜Δ恰uずかしい。ぎゅ、と先端を握り締められ、健人は服を握っている手の力を強めた。
「そう言えば、健人の部屋にはエロ本無かったけど、やっぱりベッドの下とかに隠してんの?」
「……してなっ!」
「じゃぁ、コレはどうしてんの? まさか、一人でヤったことないわけじゃないよね」
 揉むように動かされて、短く息を吐いた。同じ高校2年生と比べ、性欲はあまり無い。女生徒とあんなことやそんなことをしたいと思ったこともないし、寝ている間に爆発することを防ぐためぐらいにしか、したことはなかった。
「ん、くっ、うぁっ……」
 ズボンの上から大きく動かされて、健人の目の前が白く霞んでくる。目を開けることが出来ず、服を掴んでいない左手を口元へ持っていき声が漏れないように押さえた。
 Tシャツをめくりあげられ、肌の上に唇が落とされる。まだ下を刺激されたまま、浮かび上がった乳首を舐められ、声が抑えきれなくなる。何をされているのか、頭の片隅で理解し拒もうと思ったが拒めなかった。
「ちょっと、段階的には早いかなって思ったけど……。我慢できそうにないや」
「……は? ぁあ?」
 息も切れ切れに歩が呟くので、健人はちょっとだけ体を起こして歩を見た。段階的には早いと言うが、本当に早すぎる。健人は心の準備も何も出来ていない。それなのに、歩が次々と進んでいくので、流される一方だった。
「……まぁ、大体、好き同士ならこんなこと、当たり前だしねっ……。俺、付き合ったからには、絶対、ヤってたし」
「こ、のっ、節操なし!」
「でも、みんな女の子だから。ヤんなきゃしつれ袱悚蟆¥扦狻⒔∪摔咸貏eだよ。俺、男が好きってわけじゃないけど、健人のやらし啢趣姢郡ぁ¥坤椤⑽衣扦胜ぁ
 かちゃかちゃとベルトを外す音が聞こえて、健人はまた目を瞑った。暴走していると言うより、欲望をぶつけられているようで断れなかった。ク椹‘のせいで冷たくなった指がパンツの中へと進入してきて、体に少し力が入った。すでに立たされたそれに、指が絡まり徐々にスピ嗓悉盲皮いO茸撙辘訾皮い毪护い恰ⅳ挨沥澶挨沥澶纫簸ⅳ盲贫摔膜?冥舛馊郡胜辍iの服を手放した。
 親指が先端を潰すようにこねくり回され、残りの指が竿を扱く。短く息を吐き出して、健人は声だけは抑えた。足が震えて、腰に熱が溜まる。自分の手でやるよりも、断然に気持ちよかった。
「……健人、イきそ?」
「ん、うんっ……」
「イっちゃっていいよ」
 耳元で囁かれて、歩の体が健人から離れた。何をするのかと目で追っていると、歩の顔が股間に近づく。ぎょっとしている間に、パクリと銜えられて健人は激しく動揺した。
「な、何してっ!」
 驚きすぎてさっきまで込みあがってきた熱が一気に引いた。目の前に突きつけられている光景が強烈過ぎて、見ていられなかった。歩は何も言わずに、舌を動かして指もそれに合わせる。驚いて引いた熱が、また戻ってきた。まるで、波のようだった。
「や、ぁ、ちょっ……!」
「イきたいなら、イっていいって」
「あっ、でも、このままじゃっ……!」
 口の中に出すなんて健人からしたら考えられないことだった。パンツのゴムに手をかけられ、一気にずり下ろされる。膝下までズボンと一緒にパンツも下ろされて、まだ明るいリビングにひどい惨めな格好で寝転がっていた。
 眩むような光景だった。
「や、だっ……、あゆっ、むっ!」
「ヤダって言う割には、こっちは、我慢できなさそうだよ」
 指で裏の筋を撫でられ、健人は背中を仰け反らした。我慢が出来なくなり、足ががくがくと震えてくる。腰に溜まった熱は、前へ前へと進んでギリギリのところまで達していた。
「はっ、うっ、んんっ……、イくっ……!」
 言ったと同時に歩の口の中へ吐き出してしまった。体が硬直してゆっくり息を吐きだすと、歩の口が体から離れた。喉が動いたのを見て、羞恥に駆られた。とんでもなく恥ずかしいところを見られ、イかされ、飲みこまれたのだ。こんなにも恥ずかしいことは無い。今まで経験したこと無いぐらい、恥ずかしかった。
「顔、真っ赤だよ。健人」
 歩の手が睿Г松欷婴啤⒂H指で擦られた。上半身は首まで服を捲りあげられていて、下半身は膝までズボンを下ろされている。恥ずかしいどころではなかった。
「だって、お前が!」
「さて、健人が気持ちよくなったことだし、そろそろ俺も……」
 歩の手が再び健人の下半身に伸びようとしたとき、バタンと車のドアが椋Г蓼胍簸劋长à俊6摔悉饯螆訾怯仓堡贰⑿vの様子を伺う。父と母が帰ってくるのは、今日の夜か明日の朝と聞いていた。まだ午後4時だから、帰ってくるには早すぎた。
 ガチャと玄関が開く音が聞こえて、健人はすぐにズボンを履いた。もたつく手でチャックとボタンを椋Г幛啤⑹驻蓼菕预辘ⅳ菠椁欷糠蛳陇私丹恧埂6藫Bってソファ俗辍⑿vに背を向けた。
「たっだいま 
 元気な声が聞こえて、二人は気まずそうに振り向き「……お帰り」と予定よりかなり早く帰ってきた母に、苦笑いをした。
手軽な荷物で帰ってきた母とは裏腹に、父は重たい荷物を引き摺りながら家へと入ってきた。この気まずい雰囲気を可笑しいと思われる前に、歩は立ち上がって「手伝うよ」と父が抱えている荷物を手に取った。
「健人」
「……何?」
 話し掛けてきた母に、健人は出来るだけ普通に答えた。腰に手を当てた母は「今日の夕飯、買い物行ってきたの?」と高圧的に尋ねてきた。機嫌が悪いのかどうかは分からないが、少しだけ様子が摺盲皮い俊
「……まだ、だけど? 母さん、疲れてるんだから、今日は俺がやるよ。買い物も今から行くし」
「じゃぁ、今日はもうご飯食べに行きましょ。健人に家のことをまかせっきりにしちゃったし。歩君、何が食べたい?」
 突然話しかけられた歩は、それに驚き、ゴトンと持っていた荷物を落としてしまう。
「え、あ……、食べたいもの?」
「そう。健人も何か食べたいものある?」
 歩から視線を健人に移され、なんて答えていいのか分からなかった。そっと歩に目を向けると、歩も困ったように笑うだけで何も言わない。今は食べ物よりも、どうして帰ってきたのだという気持ちのほうが強かった。怪しまれないよう、普通に接するのが大変だった。
「……特には、無いかな。何でもいいよ」
「あ、じゃぁ、俺、焼肉食べたい」
「じゃ、焼肉にしましょ。6時には出るから、準備しておいてね」
 そう微笑んだ母を見て、健人は立ち上がった。6時から出かけるのなら、まだ時間は十分にあるので自室へと上がる。その後ろをバタバタと追うような足音が聞こえて、健人は振り返った。歩が物凄い勢いで階段を駆け上がってくる。
「ちょっと、待って」
「……何だよ」
 顔を合わせることも気恥ずかしい健人は目を逸らして俯く。母がいきなり帰ってきてくれたから、あの状態でやめることが出来た。帰ってこなければ、流されるまま、ヤってしまっていただろう。それがどれほど恥ずかしいことか、今考えると顔から火が出そうだった。
「俺の部屋、いこ」
「……え」
「変なことはしないから。ね?」
 変なことはしないと言っても、先ほどやられたのだ。信懀预蠠oいけれど、腕を引っ張って部屋に連れて行かれてしまっては、拒むも何も無かった。初めて入る歩の部屋は思った以上に、綺麗だった。
 部
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